AGAは、不良の巣窟になる学校をイメージすると分かりやすい。
あなたの頭皮を学校、髪の毛たちは学生だと思って読んで欲しい。そして、最後に解説をする。そんな新しいスタイルで、分かりにくいAGAについて解説をする。
先ずは、真面目な学生ばかりの男子校をイメージして欲しい。君の頭は、一学年が約千人の中高一貫のマンモス校だ。毎年、千人が入学をして千人が卒業をしていく。転入生はいない。
それも田舎で周りに繁華街はない。学生たちは何にも誘惑されることがなく、真面目にコツコツと成長し、卒業する。そして、そんな先輩たちに憧れて新しい生徒が入ってくるのだ。毎年、少しずつ成長し、強く逞しく、文武両道の精神の元、学校生活を送り、卒業をしていく。
決して、勉強だけをしているわけではなく、みんなマッチョになる。六年間かけて黒くて逞しいマッチョになるのだ。はっきり言ってむさ苦しい。男ばかり、それもラグビー部のようにマッチョな野郎ばかりだ。だが、みんな、真面目に一生懸命に学び、鍛えている。
AGAが発症すると
田舎だから、学生たちを誘惑することがない。学生たちはむさ苦しい男世界しか知らず、狭い世界で健気に成長を続けている。
そんな田舎にリゾート施設を建設するDHT建設が現れる。DHTたちは街を活性化させるため、リゾート施設を建てるのだ。学校には関係がない。
だが、リゾート施設が完成すると、真面目で健気に身体を鍛え、学んでいた学生たちに異変が出てくる。これまでは遊ぶ場所がなかった街に、煌びやかなリゾート施設が現れ、そこには、布切れ一枚で、ウロつくセクシーなお姉様、そして、そんなお姉さんと戯れるイカついお兄さんがいる。
パンチパーマにサングラス、金のネックレスをしたイカついお兄さんたちが、妖艶で美しいお姉さんと楽しそうにしているのである。見るからに我慢などせず、欲望のまま、快楽を求めている夢のような生活を送るお兄さんたちがいるのだ。
これまでは、むさ苦しいマッチョに囲まれ、健気に大腿二頭筋の大きさや、シックスパックの腹筋をを比べ、一喜一憂していた学生たちには刺激が強すぎる。思春期を迎えた男子が耐えらるはずはない。
楽しそうにしているお姉さんを見て、股間を膨らまし、憧れを抱く。最初は、パンチパーマのお兄さんにビビっていた生徒たちも、欲望丸出しで快楽を満たすことに憧れを持つ。
そして、一生懸命、健気に成長をすることに疑問を持つ学生が少しずつ出てくる。本来は6年間、ひたすら鍛えるはずだったのに色に溺れ、離脱する。自主退学だ。学校を辞め、半グレとしてパンチパーマのお兄さんになつき、おこぼれをもらい、生まれてはじめて快楽を覚える。
最初は少しずつ、辞めはじめる･･･だが、君は気づかない。それは決して怠慢な訳ではない。全校の学生、三千人のうちの数人のレベルでは気づかない。気づきにくいのだ。
そして、気づいたときには、ほとんどの学生たちは、快楽に溺れ、コツコツと成長することをやめてしまう。これまでは大きい筋肉に憧れ、鍛えていたのに、学校にいて卒業さえすれば良い「卒業したら、お姉さんに可愛がってもらうんだ」あんなことやこんなことをして･･･なんて、やましいことで頭をいっぱいにし、強く逞しくなることをあきらめ、弱々しい男が増えてしまう。
辞める人間と成長することをあきらめた学生ばかりの学校で、入学者数も減ってくる。入ってくる新入生はやる気のない人間ばかりになってくるのだ。
荒れた環境
見て見ぬふりをしていると、あっというまに学生たちの間に、抜けることがカッコいいという間違った価値観が生まれてしまう。たちまち、不良の溜まり場となってしまう。入学した学生も「頑張っても仕方がない。どうせ、抜けてしまうんだし･･･」という空気が流れる。
これまでは必死にしがみついていたのに、徐々に頑張ることが馬鹿らしく感じてしまう。こうなってしまうと後は衰退をしていってしまう。そこには誰も残らない。新しい学生たちも、直ぐに離脱をしてしまうのである。そのうち、入学をしてくる学生もいなくなってしまうのである。
これがAGAの怖さ。もし、君の頭でこんなことが起こっていたらどうだろう。時間が解決することはなく、転がる石のように進行をしてしまうのがAGAなのだ。
AGA治療とは
そんな荒れた環境を整えるのがAGA治療薬である。守りの治療薬と言われるデュタステリドやフィナステリドは、DHTリゾートを叩く。色っぽいお姉さんと楽しんでいるパンチパーマのお兄さんたちを撲滅させるのだ。根本的な悪を叩き、髪の毛たちを正常な成長へと導く。アツい。とてもアツい、髪の毛思いの先生たちだ。
「髪の毛たちに罪はない。悪いのはDHTたちだ」と街の環境を一掃するアツい人間たち。
こんなに大人に出会いたかった･･･学校を辞めた元学生たちは、その偉大さに涙を流すことだろう。金八先生同様、熱血漢の人間なのだ。そんな先生に感化され、残っている学生たちは、留まることを決心する。
だが、問題がある。学生たちは強く逞しく育つことを忘れてしまっているのである。荒れ過ぎた環境では、どうやって成長をすれば良いかは分からない。悪の道に染まらなかった弱い学生たちでは、現状維持をすることはできても、より良い環境にする術は知らない。守りの治療薬と言われるデュタステリドやフィナステリドもより良い環境にはできない。
そこで、攻めのミノキシジルの出番である。ミノキシジルは、今いる学生たちに容赦をしない。ついてこれない人間はいらない。腐ったみかんはいらない･･･剣道部でもないくせに竹刀を振り回す、ジャージ姿の生活指導の先生の強さを持つ。
つまりミノキシジルは、できない子は排他する極悪非道の指導者だ。やる気のない学生、成長のピークが終わった学生たちを追い出し、やる気に満ち溢れた新人を優遇し、よりマッチョな学生を作る。
AGAの初期脱毛は、やる気のない弱々しい髪の毛を追い出した結果なのだ。
好きか嫌いかは別にして、ミノキシジル先生を招致することで必ず、強いチームを作ってくれる･･･。楽しいだけの学生生活じゃダメなのだ。強くなるためには犠牲が必要･･･。こうして、名門校は復活を遂げるのである。
あとがき
学生たちとは、髪の毛たちで通常10万本のうち約9割が生えている状態だと言われています。AGAとは、DHT（ジヒドロテストステロン）という悪玉ホルモンの影響で通常は2〜6年、生えているはずの髪の毛が数ヶ月〜1年で抜けてしまう疾患です。
中高一貫校では6年間、お互いに切磋琢磨しながら、成長をするのが一般的ですが、近くに思春期の男子を誘惑する施設ができると男子学生としては、気になって仕方がありません。特に筋肉隆々の男性ホルモンが多く分泌されているような男子ほど、エロ･･･もとい、セクシーなことに貪欲に喰らいつきます。退学をしてまで、快楽を求めるなんてと思うかも知れませんが、そんなことはありません。快楽のために人生を棒に振る人間は後を絶ちません。おそらく、マッチョな男性に囲まれていると、柔らかそうな曲線美をあらわにした女性に身も心も奪われてしまいます。
そうやって、ヒトとしての道から外れた人間を見て、理性が働いているうちは良いですが、ヒトの道を外れ、楽しそうに女子と戯れている元仲間を見たら、自分も快楽に溺れたいと考えてしまいます。今でこそ、僕は正常な精神を保つことができますが、若いときであれば、流されていたかも知れません。
AGAを発症するということは、強く逞しく成長をしようとする髪の毛がない状態です。そんな状態を改善するために投薬を行います。物語に出てきたデュタステリドやフィナステリドはAGAの原因であるDHTを抑える薬です。ですが、現状維持は出来ますが、発毛促進はできません。
そこで必要なのが、ミノキシジルです。ミノキシジルは強力です。初期脱毛という恐怖で、弱く細い髪の毛を一掃し、強く逞しい髪の毛を育てます。AGAが進行してしまった場合は、攻めのミノキシジルが必要です。一度、狂ったヘアサイクルを正しくし、強く逞しい髪の毛にするには多少の犠牲は必要です。
昭和から平成にかけて荒れた学校が復活をしたのは、厳しく怖い竹刀、もしくは木刀を持った令和の現代では信じられない生活指導の先生がいたからなのです。僕はそんな先生を認めない、認めてはいけないと思っています。ですが、当時の荒れた学校を平穏で平和な学校にしたのは、そんな先生だったというのも事実です。
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